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herbalist:Anusha Balachandran in カナダ

herbalist:Anusha Balachandran in カナダ_a0057830_717171.jpgカナダ・モントリオールでメディカルハーバリストとして活躍しているAnusha Balachandranを訪ねました。彼女は英国でハーブ医学の学位を取った後、カナダに帰国し開業しました。ケベック州の規定に則ってハーブ療法を行うために、ナチュロパスとしての登録もしていて保険適用でハーブ療法を提供しています。

基本は英国式ハーブ療法を実践していますが、カナダに自生しているハーブに注目して自ら栽培したハーブや野生のハーブを使ってハーブレメディを作っています。また、インド系の家庭に生まれ育ち、幼い時からお母様が実践されていたアーユルベーダの民間療法に馴染んでいるためアーユルベーダにも通じています。クライアントの体質や症状をみるとき、食事指導にはアーユルベーダの知識も応用しているそうです。

herbalist:Anusha Balachandran in カナダ_a0057830_7135564.jpg今回は自宅にお邪魔してハーブレメディを見せてもらい、その後、徒歩数分の距離に広がる森に自生する野生ハーブ、自宅で栽培しているハーブを使ってチンキ剤、浸出油を漬け込むました(写真はブランデーに漬け込んだAlchemilla vurgare)。

herbalist:Anusha Balachandran in カナダ_a0057830_7142647.jpg手作りのチンキ剤はフレッシュなまま漬け込んで作っています。漬け込む期間は今までの経験からハーブの性質によってタイミングを見計らって変えています。他にも、浸出油やフラワーレメディーも作っています。

herbalist:Anusha Balachandran in カナダ_a0057830_7145746.jpgまた、このチンキ剤の1回の使用量はたったの3滴だとか。これはハーブを用量依存で使用し生理学的な変化を期待するのではなく、体が自ら変化していく自然治癒力のスイッチを入れるのに十分な量を投与するという考えに基づいています。実際にこの用量を1日3回の飲み続けることで治療効果を挙げています。このアイデアはアメリカのハーバリストMathew Woodsのコースで学んだハーバリスト仲間との勉強会、彼の著書から応用しているとのこと。通常ブレンドはせず1種類のハーブのみを使用しているそうです。まずは体感してみるために私も服用してみています。
herbalist:Anusha Balachandran in カナダ_a0057830_7293366.jpg最後にAnushaお薦めの1冊。
「Herbal Antibiotics」
Stephen Buhner著
Storey Publishing

*来年の春には来日予定があるので、また改めてAnushaのメディカルハーバリストとしての活躍の様子をお伝えしたいと思います。
by saori_ishimaru | 2009-06-28 08:05 | Herbal Medicine
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