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Report:ハーブ医学 in フランス

今回はパリでハーブにまつわる散策をしました。

早速、お土産屋さんではプロヴァンスのラヴェンダー入りサシェが目に入ります。朝のマーケットに行けば、お料理に使う数々のフレッシュハーブが手に入り、スーパーのハーブティーの棚にはリンデンやヴェルヴェーヌ入りものが多く並んでいます。

街の中には中国を始めアフリカ、ユダヤ料理のレストランも多く、それぞれの文化で培われてきたハーブ料理を楽しむこともできます。



街の薬局ではハーブサプリメント、自然化粧品が揃っていることが多く、種類も豊富でした。

また、パリの東の外れにある植物園は、もともと薬草見本園として開園されたもので植物は科ごとに整然と並べられていました。付属する温室や資料館などに入ることができなかったのが残念ですが、フランス庭園とはかけ離れたシンプルな様子は薬草としてのハーブを思い出させてくれました。


a0057830_17213560.jpg最後にサン・ジェルマン・デ・プレにあるハーブ調剤薬局、Herboristerie d‘Hippocrateを訪ねました。ここでは医師からの処方箋を携えてやってくる人や健康相談にやってくる人から偶然立ち寄ったという風の観光客まで、忙しく対応に追われていました。

a0057830_17562490.jpg(中はこんな感じ。正面のカウンターで薬剤師に相談します。)

a0057830_1812736.jpgここを任されているのは薬剤師のNicoleでハーブ調剤歴は7年になるそうです。約900種の薬用ハーブを扱っていますが、フランスの薬局方に基づき処方箋がなくても手に入れられるものと医師の指示によってのみ調剤されるものに分かれています。(奥の調剤室で)

a0057830_18124161.jpg剤型はチンキ剤、ドライハーブ、植物油、芳香蒸留水、精油などがあり、特にフランスでは精油は医師の処方箋に基づいて内服するためにケモタイプも揃えてあります。また植物療法の他に、アロマセラピーおよび温泉療法で用いるためのマッサージオイルなどにも対応していました。

a0057830_18132646.jpg(ドライハーブはしっかり呼吸できる紙袋に。)
これらのハーブレメディの中から処方箋または症状に合わせて調剤してもらう事もできますし、この薬局オリジナルの処方に基づいたチンキ剤やドライハーブのブレンドの中から症状に合ったものを選ぶ事もできます。

彼女が話してくれたことの中で印象的だったのは、フランスではイギリスと異なり医師がハーブや精油の処方箋を出すため、ハーブに対する知識は薬剤師として当然だという認識でした。日本でも漢方で扱われる生薬は薬学部のカリキュラムの一部になっていますので、同じような認識なのでしょうか。ヨーロッパ圏内でも私がハーブ医学を勉強しているイギリスと比較すると、フランスでは医療の場でのハーブの活用という意識を強く感じました。


Herboristerie d'Hippocrate
42 Rue Saint Andre des Arts
75006 Paris, France
Phone 33 1 40 51 87 03
最寄り駅はSaint Michel

こちらは本店。
Herboristerie de la Place Clichy
87 Rue d'Amsterdam
75008 Paris,France
Phone 33 1 48 74 83 32
Fax 33 1 45 26 98 57
最寄り駅はPlace Clichy
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by saori_ishimaru | 2005-09-21 16:42 | Herbal Medicine
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