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Training:赤十字幼児安全法支援員講習会

日本に帰国してどこに行ってもやたらに目に入ってきたのがAED(Automated External Defibrillator;自動体外式徐細動器)。私が普段使っている私鉄の駅にも1台設置されています。ところが、私はその使い方を知りません。それでは宝の持ち腐れになってしまいます。こういうことは一度練習しておくといざと言うときに役立つものなので、赤十字の講習会に行くことにしました。



現在私がベビーマッサージのインストラクターコースをやっていることと、日程的に一番早く参加できるコースだったことから、まずは幼児安全法支援員講習会に行ってきました。1日5時間、3日間の講習会です。講習会は、1)こどもについて、2)起こりやすい事故の予防と手当てについて、3)子どもの病気と看病の仕方、4)子育てにおける社会資源の活用についてと大きく4項目で構成されています。その中でみなさんにも知ってもらいたいのは以下の3点。
*全ての大人が子どもの心身の成長・発達に勤めなければならないこと
*子どもの事故は家の中又はその周辺で起こることが多く、発生の予防によって防げる事故が多いこと
*心停止から5分以内に徐細動をおこなえば、救命率が非常に高いこと(救急隊員が出動し現場に到着するまでは平均約7分)

児童福祉法の第1条に「すべての国民は、児童が心身ともに健やかに生まれ、且つ、育成されるように努めなければならない。」とあり、親や行政機関のみでなく、私たちひとりひとりに子どもの健全な育成の責任があります。

子どもの事故は予期しないようなところでおきます。環境の整備、日常生活における安全教育、子どもの運動機能を高める遊びなどで予防ができます。大人が普段から周りの子どもに目を向けると、ちょっとしたことからおきてしまう事故が防げます。

心肺蘇生法ひとつをとっても大人と幼児、乳児への対応は違います。適切な処置を行うのはなかなか難しいことですが、頭の片隅にその知識を収めておければ少しでも適切な処置に近づけます。

身近でどこにAEDが設置されているのかを検索できるサイトもいくつかありました(AED設置施設一覧/AED設置場所検索)。残念ながら、どちらもきちんとアップデートされてなく私の駅の名前は出てきませんでした。
「普段行く地域ではどこにAED設置されているのかを事前に知っておくといいですね。」(赤十字インストラクター・中嶌さん談)

*2月に入って、赤十字幼児安全法支援員試験に合格した案内と認定証が届きました。
by saori_ishimaru | 2008-01-25 09:02 | Medicine
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