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Shopping:オーガニックハーブ

先日、イギリスからハーブが届きました。日本に帰国してから3ヶ月程が過ぎ、イギリスから持ち帰ったハーブが底をついてきたので在庫を補充しました。まず日本のハーブショップをいくつか巡ってオーガニックハーブを探しましたが、非常に高価か欲しいハーブを扱っていないかでなかなか手に入りませんでした。結局、イギリスでいつもお願いしていたお店にお願いして送ってもらいました。手数料がかかってあまり安くはならなかったけれど多くの種類から選べるので便利です。
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(ビニールのバックでなく、ハーブが呼吸しやすい紙パックに入っているのも信頼できます。)




例えば、イギリスで100g3.5ポンド(約800円)で買っていたオーガニックのリンデンが日本のとあるショップでは100gが2500円以上します。もちろん輸入にかかった税金や包装や人件費に広告費以外にもハーブの質や品質管理など根本的な部分に費用がかかっているとは思いますが高い。これではなかなか手軽に購入できるものではありません。これが日本でなかなかハーブが広がらない要因のひとつなのでしょうか?

以前イギリスで働いていたハーブショップでは、お客様の要望にあったハーブティーをブレンドして量り売りをしていました。お話を聞いて3から5種のハーブを選んでパックにするまで10〜15分ほどかけて、お値段は50g1.5ポンド(約350円)でした。日本で同様のサービスは50g1500円が相場のようです。東京はもともと物価も高いからどうしようもないのかなとも思いますが、お客様の層が限定されてしまうのも納得できます。

何を求める人にどんなものが届くのかという図式もあるのでしょうか。私が以前見学に行ったガーナ(発展途上国で植物療法が一般的に行われている国)では、医薬品は高価で手に入らないけれどハーブレメディならば手が届くという状態でした。そのかわり品質管理は簡略化されていてハーブレメディは本当に簡単に包装されています。日本は医薬品は健康保険が適用するので手が届くけれどハーブ・ハーブレメディは高価です。これは単に需要と供給のバランスなのか?医薬品同様に厳しくなっていく品質管理や各種安全・適正試験にかかる経費が上乗せされた為なのか?

日本でハーブ療法を広げていく取り組みには、ハーブの認識度だけでなくこういった背景の違いがネックになっているのかもしれません。
by saori_ishimaru | 2008-03-27 10:01 | Herbs
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