カテゴリ:Medicine( 11 )

熊本大学 Eco Pharma project

先日、仕事を通してご連絡いただいた熊本大学薬学部では、エコ・ファーマ Eco Pharmaというプロジェクトを進めています。薬学部が6年制になり、薬剤師の職域を広く捉え、学生を育成していく試みのひとつです。
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このプロジェクトについて伺った時に、「日本の薬学教育が公衆衛生を組み込んでいるのは、他の国にはない特徴」だと聞きいたことを思い出しました。経済発展とともに引き起こされた公害や現在の自殺率の増加などがわかりやすい例ですが、私たちの健康を維持し守るためには、人間としての体を診るだけでなく、取り巻く環境にも配慮が必要です。まさに、自然療法で考えられているミクロ(心と体)とマクロ(人間と環境)なホリスティックなアプローチに通じています。

このエコ・ファーマプロジェクトでは、学生さんを対象とした環境&医療先進国での国際プログラムも実施していて、今年も英国へ行かれるそうです。その中で、英国での植物療法の位置づけなども体験していただけたらなと密かに願っています。
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by saori_ishimaru | 2010-07-01 09:04 | Medicine

緑がたくさんの香港中文大学

何やら茂みの中から遠くを望むこの場所は、秋から通うことになる香港中文大学のメインキャンパス。丘の麓に広がる陸上競技のトラックが遠くに見えます。
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香港中文大学は、緑いっぱいのキャンパスが魅力。(green campus:キャンパス内で見られる植物、鳥、蝶などのイメージがみられます)高層ビルの立ち並ぶ香港のイメージからはほど遠い丘の中腹にあり、環境関係のコースや研究が充実し、キャンパス内でもエコな試みが実践されています。

ここでは、医学部の博士前期課程を始めることになりました。実際には、数駅離れた付属病院内の研究センターで講義などは行われますが、この緑の丘に医学部図書館などの施設があります。このキャンパスをプラプラして過ごす時間も楽しみにしています。
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by saori_ishimaru | 2010-04-01 09:01 | Medicine

project:First Aid Africa

英国のハーブ学校の仲間・Lucyから活動支援の依頼メールがきました。
彼女は現在スコットランドにあるコミュニティーで小学生になる孤児たちの世話をしながら、コミュニティの健康管理をするハーバリストとして働いています。

この夏、彼女が計画しているプロジェクトは、First Aid Africa。英国赤十字が学生やボランティアにファーストエイドのトレーニングをして、タンザニアの十分な医療へのアクセスがない学校や孤児院へ約2ヶ月派遣するというもの。

タンザニアを含むアフリカの国々では、必要な医療が十分に供給されていない地域がたくさんあります。貧困によるだけでなく、交通手段が整っていないため病人を運ぶことが困難だったり、支援が十分に行き届かないのが現状です。ことに救急事態に対処出来る人材が足りていません。そこで、ボランティアと機材を送って現地の方に指導しようというもの。

この活動が全くのボランティアなため、Lucyは参加に必要な費用をチャリティーで集めようとしています。方法は、彼女が行おうとしているボランティア活動に賛同する人たちから寄付を募るために、Lucyとその仲間が5月の週末2日間に渡ってサイクリングでスコットランドを縦断します。通常は走った距離や時間につきいくらを寄付するというものですが、今回はサポーターとしての寄付をお願いするというものです。

英国ではマーチやデモなども含めかなり積極的な思想活動や、ボランティア活動をしている友人が多く
刺激になりました。遠く日本に離れてからも、こんなメールが舞い込んできます。一緒に活動しているようで嬉しいです。
彼女の思いが大きな実りとなりますように! 
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by saori_ishimaru | 2009-05-13 15:30 | Medicine

article:朝日新聞「僧侶が医学部で異色の授業」

11月14日(金)付けの朝日新聞夕刊に「僧侶が医学部で異色の授業」、医師の「役割」を考える、「共感・共苦の大切さ 伝えたい」というタイトルの記事が掲載されていました。

これは慶応大学医学部で行われている3年生向け自主選択科目の一つ「期待される医師像とは」という授業での取り組みです。「治療が尽きたとき、医師は何ができるのか。そんな答えのないテーマを考えてもらう。患者や家族の揺れる心を受け止めることの難しさと大切さを伝えている。(本文より)」

授業を担当している戸松義晴さんは、アメリカの神学大学院に留学中に生命倫理や医療倫理の問題に感心をもち、医学部の授業にも出ていたそうです。そこで、患者役の役者を使った疑似体験型の授業を学びました。その経験を元に、医学的知識の詰め込みだけでなく、患者さんを受け止めて共感することの大切さを伝えていらっしゃいます。

母校の薬学部でも模擬患者を使って技術だけでなくより実践的な経験を積んでもらうカリキュラムが増えています。(以前「模擬患者」にて紹介しました)

イギリスのハーブ医学コースでも、臨床カウンセラーや経験を積んだメディカルハーバリストによる生命倫理、医療倫理の授業がありました。理屈では通せないことを臨床でもたくさん経験しました。

今学んでいる医療通訳の授業でも倫理観は大切なキーワードです。通訳として重篤な病状を告知することもあるからです。感情的に引き込まれてしまっても困ります。

薬学部時代はどうやって正しい答えを導くか。決まった答えを求める授業が多かったと思います。答えのないことですが、自分なりの考えや意見をしっかり持ち、主張し実践していくというのはイギリスで身に付きました。医療に関わっていく日本の学生さんにも多く経験していただきたいです。それが臨床にでてからしっかりと自分をもって取り組んでいく糧になるはずだから。
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by saori_ishimaru | 2008-11-14 09:39 | Medicine

article:朝日新聞「人生のエンディング 終末医療」

10月23日付け朝日新聞朝刊に「人生のエンディング⑨週末医療2」と題して、「我が家出迎える最後」についての記事が載っていました。

ちょうど今月、末期がんの自宅療養で死の床についた祖父の10回忌がありました。10年前、祖父の意志というよりは病院の受け入れ体制の問題が大きかったのですが、祖父が長期入院先から自宅に帰ってきました。祖母は地域のかかりつけ医に往診をお願いする手はずを整えたり、電動ベッドを入れたりしてその日に備えました。そして、帰宅して数日後息を引き取ったのです。祖父にとっても家族にとっても自宅で最後の時を迎えられたのは納得いく終わり方だったように思います。

記事の中では、最後の時について「聴覚は最後まで残ると言われています。心残りのないように感謝の気持ちやお別れの言葉をかけて下さい。肌のぬくもりは患者さんを安心させ、最後まで家族といることを確認できるでしょう」と言っていました。また、在宅医療に際して「延命措置を望むかどうか」だけでもはっきり決めておくといいそうです。

家族の心構えに加えて、地域の医療サービスを確認して、訪問診療をしてくれる医師や訪問看護師との連携をとっておくことが大切になります。
*在宅医を探す
WAM NET
「医療」の項目から「在宅医療でさがす」へいくと、検索ページにすすみます。絞り込み検索が可能です。
末期がんの方の在宅ケアデーターベース
「絞り込み検索」から
*在宅医療に関する電話相談
在宅ケア・訪問看護相談(日本訪問看護振興財団)
03-5778-7007(月〜金 午前9時〜午後5時)
がん電話相談(ホスピスケア研究会)
03-3987-3291(月〜金 午前11時〜午後5時)
(朝日新聞の記事より抜粋)
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by saori_ishimaru | 2008-10-23 07:10 | Medicine

book:「WHO勧告にみる望ましい周産期ケアとその根拠」

a0057830_18293891.jpg「WHO勧告にみる望ましい周産期ケアとその根拠」
マースデン・ワーグナー著
井上裕美・河合蘭訳
MCメディカ出版



今、この本を読んでいます。
必要以上に医療が介入してしまった周産期ケアについて問題を提起して考えさせてくれる一冊です。

「医学的ケアとは...患者の全体性を尊重しながら、介入を最小限にとどめて支援することが必要」(本文より)このことと、医療は人びとに奉仕するものであるということをこころに留め、読み進めています。
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by saori_ishimaru | 2008-08-12 18:37 | Medicine

communication:医療の共通語

言うまでもなく「言葉」は、コミュニケーションには欠かせない役割を果たしています。言い回しや話し方だけでなく、語彙も適切でないと言いたいことがなかなか通じません。

英国で臨床実習を始めた頃、私の英語は固いし、専門用語が多すぎると言われました。例えて言えば、「擦り傷」の代わりに「擦過傷」、「お小水」ではなく「排尿」というような言葉を使っていました。医療英語と日常英語を使い分けることは今も課題です。よく考えてみれば、日本語で話す時にも患者さんが分かりやすい言葉で話せているかは自信がありません。
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7月8日付けの朝日新聞に、患者さんと医療関係者が共通語を話せるようにというプロジェクトを取り上げていました。その名も「病院の言葉を分かりやすくする提案」。

来年春を目処に、国立国語研究所が分かりにくい医療用語100語に対し、上手く伝えられる工夫を提案していくそうです。
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by saori_ishimaru | 2008-07-10 10:42 | Medicine

Activity:医療における文化、言語の壁を理解する集い

都内又は千葉県内で医療における多文化、多言語社会のあり方を理解する為の勉強会を発足させたいと思っています。興味がある方や参加を希望される方はご連絡下さい。また同じ目的の勉強会、支援グループの情報をお持ちの方はぜひ教えて下さい。

昨年末、6年制における薬学部教育に患者さんとのコミュニケーション能力の向上をはかる為のカリキュラムが入ってきたことを書きました(以前の記事は模擬患者SP)。一般的な情報提供のコミュニケーションスキルを磨くだけでなく、医療現場にも多言語、多文化の視点からみたサービスがこれからもっと必要とされてくると思います。2006年外国人登録者数は200万人(全人口の1.63%)を超えました。東京都には約39万人(都の人口の約3%)の外国人が暮らしています。昨年12月に始まった東京都の薬局機能情報提供システムにも「対応できる外国語情報 」がサービスの一環として掲載されていて、その必要性が反映されていると思います。

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by saori_ishimaru | 2008-03-31 16:05 | Medicine

Training:第2回メディカルサプリメントフォーラム

先日、カナダ大使館で行われた第2回メディカルサプリメントフォーラムに参加しました。このイヴェントは医療従事者向けのもので、メディカルサプリメントアドバイザー認定講座の主催です。

その目的は、

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by saori_ishimaru | 2008-03-22 14:30 | Medicine

Training:赤十字幼児安全法支援員講習会

日本に帰国してどこに行ってもやたらに目に入ってきたのがAED(Automated External Defibrillator;自動体外式徐細動器)。私が普段使っている私鉄の駅にも1台設置されています。ところが、私はその使い方を知りません。それでは宝の持ち腐れになってしまいます。こういうことは一度練習しておくといざと言うときに役立つものなので、赤十字の講習会に行くことにしました。

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by saori_ishimaru | 2008-01-25 09:02 | Medicine