「ほっ」と。キャンペーン

タグ:mind ( 19 ) タグの人気記事

book:「からだの1日」

a0057830_5292770.jpg「からだの一日」
ジェニファー・アッカーマン著
早川書房

不眠の患者さんに関わることが増え、「眠りたい欲求」と「眠れないというジレンマ」についてもう少し知りたいなと思っていました。

不眠には様々なタイプがあり、その原因も心因性のものから基礎疾患によるもの、はたまた生活習慣(シフト制の仕事など)など多岐にわたります。

しかし、その答えをもっと根本的なところ、本来の体にインプットされている眠りの仕組み(そのリズムや意味合い)から解き明かしてくれるのが、この1冊。

生活様式の多様性や便利な発明品のおかげで、いい意味での動物的な本能を失い、理性で心も体もコントロールしようとする現代人に、その意味を問いかけてもいると思います。

以前、ベテランのハーバリストが言っていました。「現代人の生活では、継続的な刺激にさらされすぎている。本来人間が処理できる以上の強くて長い時間の音や光といった刺激にさらされ続けている。だから本来眠る時間に頭のスイッチが切れない。」よくいうストレスには心因性のものだけでなく、こういった物理的な環境因子に起因するものも多いことを覚えておくとよいのかもしれない。
[PR]
by saori_ishimaru | 2010-08-17 09:29 | Body&Mind

人間の安全保障シンポジウム@早稲田大学

MDGs(国連ミレニアム開発目標)の達成期限まであと5年となり、先日、早稲田大学大隈講堂にて「人間の安全保障シンポジウム 人間の安全保障の過去・現在・未来〜MDGs達成を目指して」と題して、各分野での取り組みについて話し合われる機会がありました。

人間の安全保障といわれるとなかなかピンとこないで、まず核兵器に関する緊張が高まっていた時代や中東での紛争などを思い浮かべましたが、健康に暮らせるための衛生環境、安全な飲み水・食料や燃料などの資源へのアクセス、教育などの権利を遂行すること全てが安全保障として考えられています。

日本で当たり前のように、紛争の危険にさらされるわけでもなく、ある年齢に達したら男女ともに一定の教育を受けることができ、安定供給された水や電気の恩恵に授かっているとなかなか実感のない分野ですが、少し意識を向けてみたいと思って今回のシンポジウムに参加しました。

8つの目標のうち、保健の分野では「幼児死亡率の削減」「妊産婦の健康状態の改善」「HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病のまん延防止」が掲げられています。具体的には以下のような目標に取り組まれています。
「幼児死亡率の削減」:2015年までに5歳未満児の死亡率を3分の1に削減する。
「妊産婦の健康状態の改善」:2015年までに妊産婦死亡率を4分の1に削減させる。2015年までにリプロダクティブヘルス(性と生殖に関する健康)への普遍的アクセスを実現する。
「HIV/エイズ、マラリア、その他の疾病のまん延防止」:2015年までにHIV/エイズのまん延を阻止し、その後減少させる。2010年までにHIV/エイズの治療への普遍的アクセスを実現させる。2015年までにマラリアおよびその他の主要な疾病のまん延を阻止し、その後減少させる。
*現状報告についてはこちら
a0057830_82247.jpg


More
[PR]
by saori_ishimaru | 2010-07-30 08:22 | Body&Mind

朝日新聞:『おおっぴら「医療」大麻』

a0057830_912275.jpg「マリファナ・ブック」
ローワン・ロビンソン著
オークラ出版

少し前になりますが、6月17日(木)付け朝日新聞朝刊に『おおっぴら「医療」大麻 危機感乏しい米社会』という記事が掲載されていました。いわゆる大麻Cannabis sativa(マリファナ)*に関するもので、医療用大麻という名目で大麻が容認されることでの米社会全体への影響やその危機感を訴えた内容でした。医療大麻が認められている14州のうちのひとつカリフォルニア州では、この11月に住民投票により用途を問わず大麻の合法化に関する是非と問うことになるそうです。

そもそも医療用大麻とは何かということに興味をもったので、上記の「マリファナ・ブック」を読んでみました。こちらは全編に渡ってマリファナ擁護の視点で書かれています。内容の信憑性をどう受け止めてよいかは定かではありませんが、精神作用については大麻が古代から宗教で用いられてきたことや過酷な労働をしいられた初期の移民や奴隷が使用していたことを示唆したり、航海時代の麻ロープを始め紙や繊維原料としてある時期まで大麻栽培が一大産業だった歴史と法制度の改訂に伴う産業の衰退を辿ったりしています。なんと20世紀初頭に大麻をつかったバイオマス構想が既に存在したとか。

そして医療における利用(緑内障、ガンの化学療法における副作用(嘔吐)の緩和、痛み、炎症、うつ、不眠症などなど)を挙げています。朝日新聞の記事によると、現在、カリフォルニア州では医療大麻の適用疾患を定めていないので、医師の指示があれば、大麻処方所から簡単に手に入れられるとか。これらの疾患・症状の全て当てはまることになります。

*このリンクは1931年にイギリスで出版されたMrs.Grieveの'A Modern Herbal'にて紹介されている大麻C.sativaにつながります。ここでは、20世紀初頭の記述であり現代医学には即していないという注意書きが添えられていますが、疼痛緩和と催眠作用があり、適用として神経痛、痛風、リウマチ、不眠などがあるとされています。少なくてもその時代のハーバリストにはそのように認識されていたことが伺えます。

a0057830_99740.jpgこのC.sativaは、大麻が合法であるオランダ・アムステルダム植物園で撮影したものです。大麻の合法化には賛否両論がありますが「マリファナ・ブック」によると、「オランダは、大麻の合法化に当たり、薬物乱用が起きる一要因であるドラッグ以外の社会問題(貧困、スラム街、人種差別、社会福祉授業へのアクセス)も重んじている」(本書より引用)そうです。

ちなみに「マリファナ・ブック」の巻末には、「日本の大麻」という付録がついていて日本人の生活に身近な(大)麻の歴史と利用法が紹介されています。江戸時代にはマグロをつるのにも麻を縒ったものが使われていたとか面白い話がいくつかありました。

植物療法ではヘンプオイルが注目され、私たちはその恩恵に授かっています。私たちに有用な植物だった大麻に危険な悪者のレッテルを貼られたのは、人間が使用法を誤ったから。「ヘンプ」として私たちの生活に再び浸透しつつある大麻を、今度は大切に使っていきたいです。
[PR]
by saori_ishimaru | 2010-07-04 05:34 | Books

3/21グリーンフラスコ植物療法シンポジウムin大阪

a0057830_14554381.jpg
「心の治癒力とうまく引きだす」
黒丸尊治著
築地書館

著者である黒丸先生は心療内科を専門とする医師で、現在は彦根市立病院緩和ケア科に勤務されています。その様子を昨年3月に大阪で開かれた植物療法シンポジウムで伺いました。

「自然治癒力を呼び覚ます~緩和ケアの現場から」というテーマの講演で、まず緩和ケアについての誤解やガン難民の現状について説明があった後、彦根市立病院での取り組みが紹介されました。がん患者さんの自然治癒力をどうしたら呼び覚ますことができるのかということを念頭におき、アロマセラピー、リフレクソロジー、アニマルセラピーなどのセラピーが併用して行われています。こちらは共感したセラピストの方々がボランティアで参加しているそうです。

本書の中では、かつて心療内科に勤務されていたときの経験をもとに、患者さんにきっかけを与えてあげて自ら治癒されて行く過程に寄り添ってあげたいという先生の思いが書かれています。患者さんの言っていることはまず否定しないで、受け入れて、気づきを促すという方法は、英国のハーブ医学校での臨床実習を指導してくれたBill先生にも、いつも言われていたことでした。否定され頑なになってしまうと、治癒の過程にブロックを生じてしまう。患者さんが心を開いてくれるのを待つのでなく、まず自分が患者さんを受け入れてみてみるように教えられていました。

黒丸先生の行っているような心の通った医療がますます広がっていくとうれしいです。今年も3月に黒丸先生のお話を聞ける機会があります。対談形式にて「心の病と植物療法」というタイトルでお話になります。

日時:2010年3月21日(日)12:30〜17:00(会場12:00〜)
会場:大阪国際会議場(グランキューブ大阪)
参加費:3,150円

*詳細はこちら
[PR]
by saori_ishimaru | 2010-01-29 13:53 | Work

book:「フラワー療法事典」

a0057830_9263462.jpg「フラワー療法事典―花のもつ癒しの魅力・フラワーヒーリング図鑑」
アン・マッキンタイア著
産調出版

英国留学中のハーブ医学コースで客員講師としてお世話になったアン・マッキンタイアの書いた一冊。アンはこどもや女性のハーバルケア、アーユルベーダーに関する著書がよく知られていますが、この本はハーブ療法、フラワーレメディー、ホメオパシーという違ったレベルでの植物の癒しの力について語られているという点が特徴です。
本を開いてみると、ハーブごとにまず、神話や伝説を交えた歴史的な背景や伝統的な用法、ハーブ療法としての使い方、それからフラワーレメディー、ホメオパシーのレメディーとしての使い方がまとめてあります。ハーブの心と体へのホリスティックなアプローチを知ることができます。
フラワーレメディーの項では、バッチの38種以外の植物についてもその役割が書かれているのも面白いところです。

私がハーブ療法の臨床実習をしていたクリニックでは、ハーブのチンキ剤にホメオパシーのレメディーを垂らすこともありました。ハーブ自体にもこころへの働きがあると信じていますが、例えばクラブアップルなどハーブ療法では使わない植物の要素を必要とするときには、フラワーレメディーを加えていました。

メディカルハーバリストには、メディカルハーブだけでなく、フラワーレメディーやアロマセラピーに通じている人も多くいます。大きく捉えれば、みんな植物療法として同じ自然の恵みを利用しているからです。

私は、10年程前にバッチホリスティック研究会の国際教育プログラムレベル1というプログラムを受講しました。その知識と自らの経験を活用して、グリーンフラスコ赤坂溜池クリニック売店に勤務していたときや、英国でバイトをしていたハーブショップWoodland Herbsでも簡単なアドバイスをしていました。現在もよく利用しています。

今年はもう少し深く学ぶために、国際教育プログラムレベル2に参加します。受講前の課題に取り組みながら、バッチフラワーレメディーのテキストと、アンが言っているフラワーレメディーの使い方を比べたりしています。様々な視点でハーブへの理解を深めたい方にはおすすめの一冊です。

ちなみに2/6(土)7(日)で開かれるこちらのレベル2のコースにはまだ空きがあるようです。
バッチ国際教育プログラムレベル2 *詳細はこちら
[PR]
by saori_ishimaru | 2010-01-27 09:27 | Books

12/24event「きこえる・シンポジウム」in代官山

a0057830_1642235.jpgHARCO & Quinka,with a Yawn presents きこえる・シンポジウム 2009 冬 in 東京

ブロガーとして参加しているひだまりブログ・おひさまスタイルで、おなじみのHARCOとQuinka,with a Yawnがクリスマスイヴおくるライブが代官山cholonであります。「音楽」と「エコ」をキーワードにしたイベントです。

こちらのイベントにひだまりブログのブロガーの皆さんのおすすめの品を集めたSHOPが登場します。私もこちらに冬におすすめのハーブティーを出品します。オーガニック&バイオダイナミック農法で育ったハーブを使ったこころとからだをあたためるブレンドティーを出品します。

他にも、
栗乃まろんさん:ホメオパシー紹介冊子、
鈴木万由香(守乃ブナ)さん:和菓子のような手づくり石けん、
高橋麗奈さん:絹の腰腹巻きほか、
西島尚美さん:イラストポストカード、
山上晶子さん:手づくり布ナプキン、
山本沙夜さん:パワーストーン・ブレスレットと女神オーラ・スプレー(アロマ・スプレー)、
おひさまスタイルセレクトショップKARAHEのオーガニックコットンのドイリーKITなど
を販売予定です。*なお、商品が変更されることありますのでご了承ください。
ぜひ、いらしてください!


DATE 2009/12/24(木)
VENUE @代官山cholon 渋谷区恵比寿西1-31-12 FLEG代官山1F

LIVE
HARQUA、HARCO、Quinka,with a Yawn
TALK GUEST
作家 廣瀬裕子
エディター 山村光春(BOOKLUCK)
SHOP
おひさまスタイルSHOP

OPEN 18:30 / START 19:00 
前売り3,000円 / 当日 3,500円(1ドリンク込)
※ 「マイカップ」持参の方にドリンク代100円をキャッシュバックいたします。

チケット販売
cholonにてメール&電話予約(11:00-19:00)受付中。
TEL: 011-210-0787(札幌)  03-5456-4465(代官山)  
メール:cholonホームページ 内お申し込みフォームから。
[PR]
by saori_ishimaru | 2009-12-24 13:09 | Work

1/9event info「占星術とハーブの出会い」

心理占星術研究家の岡本翔子さんのセミナーに参加して、すっかり魅了されてしまった占星術とアラブの植物の世界。
今日はシリーズ第2回目「植物と惑星の象徴体系(シンボリズム)」というお話で、太陽と月、火星と金星に象徴されるハーブのお話を聞きました。

講座の後半には、岡本さんがモロッコから密輸!?された火星のハーブ・シバ(ワームウッド)と金星のハーブ・ルイザ(レモンバーベナ)のハーブティーをいただきました。モロッコ風の飲み方だと、ワームウッドは中国茶とお砂糖と合わせて、レモンバーベナはミルクで抽出したものを風邪の時にいただくそうです。モロッコの青空市場にある植物屋さんの写真なども見せていただきました。
*岡本さんのブロブにもアラブの植物研究のお話が載っていました。写真もみることができます。

*次回は1/9(土)「植物と惑星の象徴体系(シンボリズム)」というタイトルで木星と土星、水星のハーブのお話が聞けます。
[PR]
by saori_ishimaru | 2009-12-19 18:29 | Body&Mind

12/20talk event:「東アフリカから届けられたクリスマスの香り」

先日の心理占星術研究家の岡本翔子さんのセミナーで、クリスマス物語についての面白い話を聞きました。3人の東方の博士(賢者)と言われているのは、占星術師(占星術の知識を併せもった方)だったらしいのです。キリストが誕生した時の星の配置が特別なものでありそれを読み取とれた彼らが、星を頼りに旅を続け、馬小屋で生まれたキリストと対面することになるのです。
a0057830_11363439.jpg

その時の贈り物がフランキンセンス・ミルラ・黄金です。この贈り物から考えると、この3博士はハーブ(植物療法)や錬金術も身につけた方々だったのかもしれません。

今度の日曜日(12月20日)には、この3つの贈り物のうちフランキンセンスとミルラについてのトークイベントが自由が丘で行われます。「東アフリカから届けられたクリスマスの香り」と題して、精油として私たちにも身近になった二つの香りのお話が聞けます!
[PR]
by saori_ishimaru | 2009-12-16 11:33 | Body&Mind

book:「薬屋のタバサ」

a0057830_9465897.jpg
「薬屋のタバサ」
東直子著
新潮社

連載をさせていただいている薬学生、薬剤師向け雑誌MILの書籍コーナーに紹介されていた「薬屋のタバサ」を読んでみた。

舞台が薬屋である摩訶不思議な話。どこかの知らない街に迷い込んだ女性と、薬剤師であり、医師でもある!?タバサの物語。薬屋さんのほのぼのエピソードを期待して読んでしまったので、???でいっぱいのストーリー展開にややビックリ。

だけど、タバサ薬剤師は良いことを言っています。
タ:「それからその辺に生えている草も不用意に抜いたりしないでください」
A:「雑草を、ということですか」
タ:「草には必ず名前があります。雑草などという名前の草はありません。草によっては、薬に使うこともありますからね。...」(本文より)

ストーリーの展開とこの台詞はほとんど関係はありませんが、街角の薬屋さんなのにいいこというなとうれしかった。アマゾンやアフリカから持ってこなくても私たちの役に立ってくれる草はそこら中に生えています!

ちなみに、MIL最新号の「ハーブよもやまばなし」はシンガポールに先輩ハーバリストを訪ねていったときのもの。次号は、台湾先住民の方に民間療法を習いにいったときのエピソードです。
[PR]
by saori_ishimaru | 2009-12-13 09:47 | Books

book:「患者と作る医学の教科書」

a0057830_2027356.gif「患者と作る医学の教科書」
ヘルスケア関連団体ネットワーキングの会&「患者と作る医学の教科書」プロジェクトチーム
日総研出版

12月6日付けの朝日新聞朝刊で取り上げられていた「生身の患者 学んで」という記事で紹介されていました。(現在、取り寄せ中です。読んでみたら感想をアップしたいと思います。)

病気の知識だけでなく、患者の思いも学んでほしいという願いが詰まった医学生向けの教科書が出版されました。病気についての基礎知識にプラスして、患者の声として、診察時に気遣ってほしいこと、薬の副作用や手術の合併症に関する患者の声、患者の悩み,問題が掲載されています。 医学用語を具体的な記述で表現したり、患者の抱える日常生活上の問題、医療費、医療費の補助制度に関する説明なども盛り込まれています。
*こちらのプロジェクトにはファイザーが社会貢献活動として協力しているそうです。
[PR]
by saori_ishimaru | 2009-12-06 20:25 | Books