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甘酒とクコ

旧正月が近づいてくると、冬の寒さが厳しくなってきました。
115年ぶりに奄美大島でも降雪が観測されたのも、ちょうど去年の今頃でした。

そんな冬空が続くと、甘酒を作って温まっています。
クコを添えると色味も暖かです。
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この冬の甘酒は、岡山・名刀味噌本舗さんの甘酒専用麹を使用しました。
11月に岡山城の近くで行われていたストライプマルシェで購入しました。

作り方は簡単、水で戻した麹と、炊いたご飯を保温しながらよく混ぜて、出来上がりです。
飲むときには、お湯で割っています。
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上にのせたドライのクコは購入したものですが、奄美大島でも少量ながら収穫しています。
こちらのクコ(Lycium chinense)は、久留米から分けていただいたもの。
やっと実のるようになりました。
真っ赤な実は、目を引きます。
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クコは株分けで増やすこそもできますが、今年は種から育ててみています。
真っ赤な身がつくのはいつのことになるのでしょう?

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by Saori_Ishimaru | 2017-01-26 20:04 | Diet

連載:続・ハーブよもやまばなし 第2回フィンランド「ハーバリストと伝統植物療法」

a0057830_22012438.jpg薬学生と薬剤師向けの情報誌MILでの連載も第2回。こちらの雑誌では、薬剤師の仕事の可能性や、薬学教育、薬学生の自主的な活動レポートなどが掲載されていますが、海外から発信される情報が多いのが特徴です。そこで、続・ハーブよもやまばなしでは、ハーブ療法、伝統植物療法と呼ばれている分野の国内外の伝統文化や日常生活での関わり方、教育制度、法規制などを比較、検証し、日本におけるハーブ療法の可能性を考えています。

今回は、2014年6月にヘルシンキで活躍されるハーバリスト、ヘンリエッタ・クレスさんを訪ねた時に伺ったお話を元にしています。民間レベルでハーバリストの養成が行われているフィンランドにおけるハーブ療法の現状と、日本のハーブ療法のあり方を重ねて考察しました。

*オンラインでの無料閲覧はこちらから

*以前の連載「ハーブよもやまばなし」のバックナンバーはこちらか
世界各地の植物療法を経験して、感じたことをレポートしています(ガーナ、フランス、カナダ、シンガポール、台湾、イギリス)。

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by Saori_Ishimaru | 2016-07-25 22:00 | Work

herb:ノニ Morinda citrifolia

4月のハワイ・カウアイ島で出会ったノニnoni(Morinda citrifolia)。その昔、ハワイの王族の女性たちが出産する時に使っていたというBirth Placeの横にちょこんと植えられたノニが目にとまりました。これは最近植えられたものだけれど、当時も周産期に重宝されていた薬用植物だったそうです。果実は栄養価が高く、生殖機能を整え出産に向けた体づくりに欠かせない植物として扱われていました。
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現在、日本でも果実を加工したノニジュースを手に入れることができます。
しかし、今回注目したのは葉をハーブティーとして服用する方法です。
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ワイキキのファーマーズマーケットで出会ったハーブ農家・KiheneのIkaikaさん。
ハワイ島で3世代もに渡ってハワイアンハーブの栽培をされているそうです。
栽培種は数十種類あるそうですが、その中からオススメのハーブについてお話ししてくれました。

いろいろ質問したので詳しい情報を調べてくれているところ。
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この日のオススメは、ママキMAMAKIとノニNONI。赤い色のママキ茶の試飲もしていました。
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こちらがノニの葉を乾燥させたもの。
深い緑色をしています。

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ハーブティーにしたらこんな色合い。想像した通りでした。
そして、香りも味わいもネトルのよう。
1時間くらい蒸らすといいと聞き、試してみましたが渋みやえぐ味はなく、味わい深くなりました。
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枝の中の方を覗いてみると、実はまだまだ青かったのですが、お花を咲かせているのが見えました。
なんとも可愛らしい。
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by Saori_Ishimaru | 2015-04-17 22:04 | Herbs

aromatopia 125号

a0057830_17491627.jpgaromatopia 125号に 「World report フィンランドより〜フィンランドのハーブ紀行」が掲載されました。

2014年6月のフィンランド旅行での様子をご紹介しています。
今回は首都ヘルシンキとその郊外を巡る旅をしました。夏至が近かったので夜遅くまで自然の中で楽しむことができ、定番のサウナから、植物園巡り、ハーバリストを訪ねる日々であっという間に時間が過ぎていきました。

フィンランドは、もちろん現在暮らしている亜熱帯の奄美大島とは全く違った植生なのですが、その中にも共通点をみつけることができたのが印象的な旅でした。

ぜひ、ご覧になって下さい!
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by Saori_Ishimaru | 2014-08-08 17:59 | Work

botanical garden:開聞山麓香料園

鹿児島の指宿温泉のそばに、日本で一番古いといわれているハーブガーデン・開聞山麓香料園があります。

以前はフランスから輸入していたラベンダーなどの天然香料(精油)を日本でも栽培できないかと考え、昭和16年に栽培を開始したのが始まりということです。そのときには、日本各地の数カ所で様々なハーブの試験栽培が行われましたが、ラベンダーは北海道、鹿児島はローズゼラニウム(Pelargonium graveolens)、レモンユーカリ(Eucalyptus citriodora)、芳樟(Cinnamomum camphora var.nominale Hayata)などが適しているということがわかり、大規模な栽培が始まったそうです。

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開聞岳の山麓に広がる広大な土地に、精油の精製工場、見学用のハーブガーデン、ハーブ畑、ショップ、レストランが併設されています。カフェでは、こちらで取れたハーブを使ったメニューが揃っていて、ショップでは苗や精油、天然香料のみで作られた香水、ハーブティーを販売しています。
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現在のようにアロマセラピーが盛んでなかった戦前、精油は主に香水の原料として用いられていました。こちらの香料園のオーナーが面白いエピソードを聞かせて下さいました。お父様がローズゼラニウムにであったきっかけは、戦前、西洋人の友人宅で汲取式のトイレのにおい消しに使っていたよい香りだったそうです。それから早速、種を取り寄せ、栽培をしてみたとのこと。その後、ご夫婦でヨーロッパを旅行された際、様々な芳香植物に出会ったそうです。
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敷地の奥に進むと、うっそうとした緑に覆われたパッションフラワーのトンネルが見えてきます。
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その先には、マグノリアの木を中心に、花壇が広がっていました。奥に並んでいるのが芳樟です。芳樟の精油は初めてでしたが、リナロールを多く含む優しい香りです。輸入自由化が進み、合成香料や外国産の安価な香料が主流になる以前は、高級な香料として取引されていたものだそうです。園内では、樹齢60年になる大きな木を見ることもできます。
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こちらはレモンユーカリ。今はちょうどお花が終わって、実を結んだところです。高さが20から30mにまで成長するそうです。乾燥した葉からは柔らかく爽やかな香りが漂います。
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また、同じくフトモモ科で精油原料になるカユプテ(Melaleuca leucadendron)も栽培されていました。
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冬場には精油の蒸留をするそうなので、ぜひまた見学にいきたいと思っています。

*園内の写真のリンク→
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by saori_ishimaru | 2013-07-07 08:18 | Botanical gardens

MIL連載バックナンバー「ハーブよもやまばなし」

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2009年〜2010年にかけて、薬学生・薬剤師向けの雑誌「MIL」に連載していた「ハーブよもやまばなし」のバックナンバーがオンラインで閲覧可能になりました。

「時と場所が変われば、常識が違うのは植物療法の世界でも同じ。洋の東西を問わず、世界の植物療法について考えます。」と唱い、ガーナ、フランス、カナダ、シンガポール、台湾、イギリスの植物療法の体験について書いています。

旅行に行くと、いつも地元のハーブショップやハーバリスト(植物療法家)を訪ねています。この他にもインドネシア(バリ島)やアメリカ、イタリア(フィレンチェ)、チェコ共和国、香港、アイルランド、中国などでもハーバリストを訪ねています。

今後訪ねてみたいのは、国内ではアイヌや沖縄、アーユルヴェーダの盛んなインドやスリランカ、フィンランドやスウェーデンなど北欧、ギリシャなど地中海沿岸地域です。植生も違えば、文化も風習も違いますが、意外な共通点があることも多く、毎回新たな発見でいっぱいです。

「ハーブよもやまばなし」のバックナンバーはこちら→
MIL(ファイスブック)→
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by saori_ishimaru | 2012-11-06 21:00 | Work

ソトコト11月号「ONとOFF 香港薬草生活。」

a0057830_213426100.jpgソトコト11月号(10月5日(金)発売)の旅乃声に「ONとOFF 香港薬草生活。」というタイトルで、香港での日常生活の体験を薬草と絡めて書いています。

「香港と薬草」というテーマをいただいた時点で、アイデアが溢れてきて、伝えたいことはたくさんありました。最終的には、大学院の卒論で扱った「伝統」医療と「現代」医療介入というテーマを頭の片隅に置きつつ、古き良き「伝統」と「現代」の生活スタイルの上手い共存について書くことにしました。ONとOFFを使ってそれが表現できているとよいのですが。

今月号の特集「スモール・ミュージアムガイド」というのも気になります。私も個人の秘蔵コレクションが楽しめる小さな博物館(ミュージアム)巡りは大好きです。旅行に行く度に、路地を入っていたようなところにあるとっておきの博物館をを楽しんでいます。→

ソトコト、ぜひ読んでみて下さい。
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by saori_ishimaru | 2012-10-05 22:03 | Work

visiting HK honey

7月の香港旅行の報告です。以前紹介した養蜂家・HK honeyを訪ねました。彼らは香港の喧噪が行き交う街中で蜂を飼っていて、自然の中からミツバチが消えて行くことの危惧を唱え、ワークショップやアート活動を通して警鐘しています。

訪ねたファームは工業地帯の一角にある雑居ビルの屋上に作られた空間で、工業デザイナーでもあるMichaelさんのセンスのよいデザインと色使いでまとめられていました。案内してくれたアシスタントさんも工業デザインを学んでいるインターンだそうです(写真が薄暗く、なんとなく荒れた感じがするのは、13年ぶりという大きな台風に襲われた翌日だったため。それでも日程が詰まっている私たちのために、快く案内してくれて感謝!)
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カラフルな蜂の巣箱は、先日のワークショップで子どもたちが色付けしたものだとか。その他、一般公開のファームツアーやミツロウキャンドルを使ったワークショップなども行っています。
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オフィス兼スタディオはを階段から覗いたところ。
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今回はお土産にハチミツとミツロウキャンドルを購入しました。
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ハチミツはミツロウでシールされていて、後でキャンドルとして使うこともできます。そしてこちらのミツロウキャンドルは「人」型をしていて、人権問題を支えるアムネスティ香港とのコラボで作成されたものです。どちらも使うのがもったいなくて飾ってあります:-)
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HK honey(フェイスブック)
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by Saori_Ishimaru | 2012-08-26 14:38 | Body&Mind

herb:テーチ木(車輪梅)

長かった放浪の夏休みの終わりは、奄美大島で過ごしました。太平洋に面したビーチでは、澄んだ海とどこまでも広がる青い空が気持ちよく、波打ち際を歩いたり、貝殻を集めたり、一日中楽しめました。
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植生は亜熱帯気候に属したいわゆる南国風の植物が多く、ハイビスカスやフランジュパニなどが至る所で花を咲かせていました。

奄美大島の特産である大島紬に使われる技法に泥染という染め方があり、その体験クラスに参加しました。
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泥染で染料となるのは、テーチ木(車輪梅:Rhaphiolepis indica var. umbellata)と呼ばれるバラ科の常緑低木です。亜熱帯だけでなく、東北南部以南で野生または栽培されているそうです。泥染ではこの木をチップ状に砕いて煮込んだものを醗酵させて使います。
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行程は、この染液に綿、絹、麻素材のものをもみ込むように漬けて、空気にさらすことで、タンニンを沈着させ茶色に染めます。この作業を繰り返すこと1時間。その後、第2工程では、泥水の中で洗います。奄美の泥には鉄分が多いらしく、タンニンと反応して色が安定し、黒褐色に染まっていきます。

この行程をもう1回繰り返すこと1時間で、素敵な泥染スカーフとエプロンが出来上がりました。実際の大島紬の色を出すには3〜4回繰り返すそうです。
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先週末の沖縄旅行で、偶然その車輪梅を観ることができました。
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奄美や沖縄では、5月頃に白いお花をつけるそうです。

*お世話になったのは、肥後染色・夢しぼりという工房です。
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by Saori_Ishimaru | 2011-11-16 20:31 | Herbs

park:北海公園in北京

この夏は、転々と放浪を続けました。そのひとコマ、北京旅行より。

初めての北京の印象は、ゆったりどこも大きい!空港から続く景色は、アメリカやカナダを思い起こさせる広々した幹線道路に、住宅地。香港のゴミゴミした感じとは対極をゆくゆったり感があり、アムステルダムの郊外とも似た並木もありました。

2008年のオリンピック開催を機に整備された地下鉄や街並を合間を縫って残る胡同(フートン)と呼ばれる昔ながらの住宅地内にあるユースホステルに宿泊しました。この辺りは昔高級役人の住んでいた街だということで歴史を感じられる建築物が数多く残り、緑もとても豊かです。

そんな北京の中心地で気に入ったのは、北海公園。蓮や睡蓮があふれる大きな池でつかの間のボートトリップを楽しみました。
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左手に見えるのが公園のシンボルの白い塔。乗っているボートも中国風。
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夏の暑い日射しを受けて、水面がキラキラ光っています。昔の王侯貴族は、蓮の茎を使って濾過したお酒を飲んだそう。葉や実、根っこは中国料理に欠かせない食材です。蓮は目を楽しませるだけでなく、生活に密着した植物なのです。
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暑い午後の池のほとりでは、アヒルや鴨もひと休みしています。
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ボートを降りて公園をブラブラしていると、達筆自慢をしている市民のグループがいました。その昔、王様が自然を楽しんだ公園は。集まってコオロギを戦わせたり、鳥自慢をしたり、碁をうったり、市民の生活に欠かせない交流場所になっていました。
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by Saori_Ishimaru | 2011-11-03 06:14 | Botanical gardens