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花菖蒲

梅雨入りを目の前にしたこの時期、花菖蒲がきれいに咲きそろい、自宅近くの土手では小さな菖蒲園が賑やかになっています。
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花菖蒲はアヤメ科(Iridaceae)Iris ensata var. spontanea 園芸種で、バリエーションがあります。
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英国ハーブ療法で使われるのはブルーフラッグBlue(FlagIris versicolor)で、使用するのは根っこの部分です。どんな作用があるかというと、肝臓を刺激し、血液を浄化することで体質改善を促します。症状としては、例えば乾癬のような皮膚疾患に用います。
新鮮な根は作用が強く、吐き気や嘔吐などを起こすこともあるので、必ず乾燥させてから使用します。

日本の花菖蒲は代用にはなりませんが、英国ハーブ療法には私たちに身近かな植物の仲間も利用されていることを知っていただけたらと思いました。

花菖蒲_a0057830_96383.jpgこの小さな菖蒲園は、京成線江戸川駅から5分程の江戸川沿いにあります。ここは、また1890年に牧野富太郎博士が日本で初めてムジナモを発見した場所でもあります。

私にとっては、小さいときにはオタマジャクシやザリガニ、カマキリやバッタ、コオロギを捕まえにいった所です。また、祖母とヨモギを摘んでお団子を作った思い出も。大分整備されてしまいましたが、今でも雑草の中に、いろいろなハーブがみつけることができます。
by SAORI_ISHIMARU | 2010-06-17 09:29 | Herbs
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