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Discussion: アロマセラピーのコンセプトとは

先日、「アロマセラピーはハーブ医学の一部なんですか」という質問を頂きました。私は「精油はハーブレメディーなのでハーブ医学でも使いますが、アロマテラピーとハーブ医学は別のものです。」と答えましたが、「アロマセラピー」をどう取るかによって答えは違ってくると思います。(無理に定義する必要がある事とも思いませんが、皆さんはどうお考えですか)





先輩ハーバリスト・RIEKOさんのコメントにもあるように、「アロマセラピー」には目的が症状の緩和だけでなく、リラクゼーションや香り自体を楽しみためであったり、使用方法も家庭用だったり、セラピストから処方されてだったり、精油は吸入やマッサージといった外用のみでなく、内服に使われることもあります。

私はハーブ医学を勉強中ですが、「アロマセラピー」も7年ほど勉強(研究?)しています。初めは精油に興味があり、そのシナジー効果とは科学的には何についていっているのかを実験したりしていました。そののち、書籍の知識に加えて、アロマセラピーのコースに参加して精油と自分の関係を築いたり、マッサージをするようになりました。(今はITECという団体のアロマセラピストとしての認定も受けています。)

「アロマセラピー」を精油を使った療法全般として捉えるなら、ハーブ医学での精油の使用は「アロマセラピー」であり、ハーブ医学の一部であるといえるでしょう。しかし、私の印象としては『一般的にリラクゼーションを目的としたマッサージ』を指しているように感じています。(医療の現場で活躍されているアロマセラピストの方もいらっしゃるのは聞き及んでいますが、やっぱり・・・)

というのも、ハーブ医学でチンキ剤に加えて内服したり、軟膏やクリームなどの外用剤に加えるのと、マッサージオイルを作るのはコンセプトが違うからです。『アロマセラピー』は心のバランスにも働きかけられて、それにより身体的な不調の改善を助長するのが目的ではないかと思っています。

私の在籍しているハーブ医学のコースには、芳香療法学Aromatic Medicineという科目がありましたが、私が期待していた授業内容とは少し違い『アロマセラピー』の理論と個々の精油の解説でしたが。

精油の使い方も奥が深いので、まだまだ勉強して使用の幅を広げていけるようにと思っています。(おもしろそうなコースをご存知の方は紹介してください。)
by saori_ishimaru | 2005-12-09 04:54 | Herbal Medicine
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