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2008年秋開校 online course:英国ハーブ医学ケーススタディ100講座

グリーンフラスコでこの秋開講の「英国ハーブ医学ケーススタディ100講座」のご案内です。

こちらの講座はオンライン講座です。ご自分のペースで、都合のつく時間に進めていただくことができます。月に2度、10例ずつのケーススタディが更新され、まずご自身で取り組んでいただき、次回解説をみながら理解を深めていただくというものです。10例のうち3例は課題として提出していただきます。

*詳細はこちら
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この講座を開講するきっかけになったのは、英国ハーブ医学で行っている治療(ハーバルトリートメント)という分野をどう伝えるかということでした。日本では、ハーブによる治療行為はできませんが、薬用ハーブ(メディカルハーブ)としての使い方を知っていただき、個々の判断で活用していただくことには問題ありません。

実際ハーブを使うには適応症状だけでなく、摂取する際の剤型、量、タイミングなども大切です。また、他のハーブと組み合わせることでより効果的にもなります。そこを上手く伝える手段として思いついたのがケーススタディでした。私自身がハーブへの理解を深め、使い方を分かるようになったのも、患者さんの全体像に対してハーブの処方を作るというケーススタディや臨床実習を通してでした。

このケーススタディ100例は、実際私が英国のトレーニングで経験してきたものに基づいています。原稿作成中ノートを見返していたら、処方に最終的な判断を下す指導教官のそれぞれの好みのハーブや、攻め方、さじ加減が違っていて、私にも改めて勉強になりました。

*「処方されているハーブには日本ではなじみの少ないもの、購入できないものも多くあまり活用できないのでは」というご質問を受けました。加えられるものには、日本でもよく使われる代替ハーブを提案しています。ハーブ療法では、ホリスティックなアプローチをしています。ひとつひとつのハーブを知ることも大切ですが、先ほど触れた剤型、量、タイミングや治療プランの建て方など総合的なアプローチの仕方にも目を向けていただきたいです。また、珍しいハーブに興味を持っていただくきっかけになるのではないかと思っています。
by saori_ishimaru | 2008-10-01 08:15 | Work
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